NEC,従来品の約2倍の性能を持つ携帯機器向け64ビットRISCプロセッサを発売
 NECは,同社の従来品であるVR4181の約2倍の性能を持つ64ビットRISCプロセッサ「VR4181A」を発売した.VR4181の性能は,動作周波数66MHzのとき,87MIPSだった.一方,本プロセッサは,動作周波数が131MHzのとき156MIPSである.

 本プロセッサは,CPUコアとしてMIPSアーキテクチャをとるVR4120を内蔵している.電源電圧は,コア部が2.5V,I/O部が3.3V.1次キャッシュ・メモリとして,命令キャッシュとデータ・キャッシュをそれぞれ8Kバイトずつ備えている.画面サイズが1024ピクセル×1024ピクセル,最大発色数が65,536色のSTN液晶とTFT液晶に対応した液晶ディスプレイ・コントローラ回路,USBホスト・コントローラ回路,USBファンクション・コントローラ回路などを内蔵している.

 パッケージは,240ピンのFPBGA.量産出荷の開始時期は2002年4月.

■価格
5,000円(サンプル価格)

■連絡先
NEC
TEL:044-435-9494
E-mail:s-info@saed.tmg.nec.co.jp

(c)2001 CQ出版