TI,出力が±3Aのレーザ・ダイオード用TECドライバLSIを発売
 米国Texas Instruments(TI)社は,光通信用レーザ・ダイオードの温度補正を行うTEC(thermoelectric cooler)向けドライバLSI「DRV591」を発売した.出力電流は±3A.PWM(pulse width modulation)制御を用いている.出力が矩形波なので,リニア動作のものに比べて効率が良い.

 電源電圧は2.8〜5.5V.過熱保護回路と過電流保護回路を備えている.裏面に放熱用の金属パッドを露出するパッケージを用いており,ヒート・シンクが要らない.

 同社は,本LSIのほかに,PWM制御を用いており,出力電流が±1.2AのTEC向けドライバLSI「DRV590」を発売している.また,出力電流が±3Aで,PWM回路がついていないHブリッジLSI「DRV592」も用意している.

■価格
12.34ドル(DRV591)
6.87ドル(DRV590)
11.89ドル(DRV592)
いずれも1,000個購入時の単価

■連絡先
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社

(c)2001 CQ出版