日立,SN比を3dB改善したCCDカメラ用アナログ・フロントエンドICを発売
 日立製作所は,SN比を同社の従来シリーズ(HD49325シリーズ)と比べて3dB改善したCCDカメラ用アナログ・フロントエンドIC「HD49334シリーズ」を発売する.ディジタル・カメラや監視カメラなどの用途で利用できる.

 今回の製品では,CCDで撮影したアナログ信号をCDS(correlated double ampling)回路に入力してノイズを除去している.また,そのアナログ信号をPGA(programmable gain amplifire)回路によって増幅し,A-Dコンバータによってディジタル化している.また,1.5ビット・オーバラップ加算を利用したパイプライン方式を採用している.このため,消費電力を同社の従来シリーズと比べて約20%低減できたという.

 パッケージは,外形寸法が6.2mm×6.2mm×0.9mmの36ピンQFN,または9.0mm×9.0mm×1.7mmの48ピンQFP.

■価格
サンプル価格
360円(HD49334F)
430円(HD4933NP)
570円(HD49334HF)
650円(HD49334HNP)

■連絡先
日立製作所株式会社
TEL:03-5201-5171

(c)2001 CQ出版