Altera,APEX20KE/KCファミリに対応する量産用マスク・デバイスを発売
米国Altera社は,同社の大規模PLDであるAPEX20KE/KCファミリに対応する量産用マスク・デバイス「HardCopy」を発売した.40万ゲート〜150万ゲートのAPEX20KE/KCデバイス対応した4品種を用意する.
HardCopyデバイスは,ピン/アーキテクチャについて,APEX20KE/KCデバイスと互換性がある.コンフィグレーション済みのAPEXデバイスの機能をそのまま継承できる.製造後の回路変更はできない.プログラマブル機能が省かれたことで,チップ面積は,対応するAPEXデバイスの約70%になる.また,ほとんどの場合,最大動作周波数は,対応するAPEXデバイスより高くなるという.
ユーザは,Quartus IIが出力するSRAMオブジェクト・ファイルなどの設計データをAltera社に渡す.HardCopyへの変換のためのネットリスト生成,配置配線,タイミング検証などは,すべてAltera社が行う.正しく配置配線できている回路であれば,HardCopyへの変換はほぼ100%可能であるという.プロトタイプ品は7〜8週間で出荷される.
量産出荷までの期間は最短で約16週間.今後,APEX IIファミリ対応品や,ARM9プロセッサを内蔵したExcaliburファミリ対応品を発売する予定である.
■価格
下記に問い合わせ
■連絡先
日本アルテラ株式会社
TEL:03-3340-9480
(c)2001 CQ出版