アジレント,ITU-T G.709標準に対応した光伝送網用テスタを発売
アジレント・テクノロジーは,ITU-T G.709標準に対応した光伝送網用テスタ「Agilent J7230A OmniBER OTN」の受注を開始した.ネットワーク装置の開発・製造分野での需要を見込んでいる.
ITU-T G.709は伝送速度10.71Gbpsを標準としている.この規格は,伝送の途中でデータにエラーが発生した場合,自動的にエラーを訂正してデータを復元する「FEC(forword error collection)技術」を採用している.さらに,エラー/アラーム生成やペイロード(パケットやフレーム,セルなどにおいて,制御用のヘッダ部分などを除いた実データを転送する部分)などが規定されている.
Agilent J7230A OmniBER OTNは,上記のようなITU-T G.709標準に対応した各種のテストを行うことができる.1.5Mbps〜140Mbps,10Gbps(SONET/SDH),10.71Gbps(ITU-T G.709)に対応したインターフェースを搭載している.また,伝送信号に含まれる最大192のネットワーク・パスを同時に監視する機能を備えている.この機能は,52Mbps〜10Gbpsの全同期ラインで,データの流れている回線と流れていない回線の両方で使用できる.2002年2月に出荷を開始する予定.
■価格
22,050,000円から
■連絡先
アジレント・テクノロジー株式会社
TEL:0120-421-345
(c)2001 CQ出版