富士通プライムソフト,英社のJavaVM「intent」をμITRONへ移植


 富士通プライムソフトテクノロジは,英国Tao Group社,日本ビクターと共同で,μITRON仕様のリアルタイムOSに,Tao社のJava仮想マシン「intent」を実装する技術サポート事業を始めた.μITRON2.0/3.0に対応している.ITRON4.0も,サポートしていくという.インターフェース仕様は,トロン協会のITRON部会が決めているJTRONに準拠している.

 JTRON仕様では,JavaプログラムからITRON仕様OSの資源へアクセスするインターフェース(タイプ1),JavaプログラムとITRONタスクの間でJavaのオブジェクトを共有するためのインターフェース(タイプ2),JavaプログラムとITRONタスクがストリーム通信を行うためのインターフェース(タイプ3)の三つが標準化されている.今回の移植では,JTRON2.0仕様のタイプ1に対応している.タイプ2,タイプ3もサポートしていく予定である.

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