ソニーと東芝,次世代半導体の省電力設計技術を共同開発


 ソニーと東芝は,情報家電や携帯端末向けに,0.10μm/0.07μmルールのCMOSプロセスを採用した次世代システムLSIの設計技術で提携する.提携により開発費負担を軽減し,低消費電力で高性能なシステムLSIを実現する設計技術の早期確立を目指す.

 共同開発期間は,2001年5月から2003年度末まで.東芝のアドバンスマイクロエレクトロニクスセンター(横浜市)を拠点に,両社から合計約130人の技術者が参加する.開発費の約150億円は両社が折半で負担する.

 2001年4月にスタートした,次世代半導体の開発プロジェクト「あすか」では,ソニー,東芝を含む国内外12社を中心に,基盤技術(線幅0.10/0.07μmルールのCMOSプロセス技術)の開発を行っている.両社は,これよりも実際の半導体製品に近い応用技術が対象であるという.

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