USB Targetデモの実行方法
DE0の電源をOFFにした状態でDE0&DE0-nano拡張ボードのジャンパを設定し、USB TargetがFull Speed機器として認識されるようにします。具体的には、J2の1と2を接続してD+信号をプルアップします。
生成済みROMデータの書き込み方法を参考に、デモデータ(rom/usbslave_test.sh)をDE0のROMに書き込みます。
デモが「完全ロジック制御型CDC」の場合はと「OpenCores USB IPコア HIDマウス」の場合には、 3.DE0&DE0-nano拡張基板ボードとホストPCの接続に進みます。
デモが「ロジック+プロセッサ制御型CDC」の場合は、次の手順でnios2-terminalを起動して、DE0をリセットします。
DE0のUSB BlasterとPCをUSBケーブルで接続し、NiosII Command Shellを起動します。NiosII Command Shellの起動方法は、生成済みROMデータの書き込み方法を参照してください。
NiosII Command Shellからnios2-terminalを起動します。
nios2-terminalは、起動後に次の表示で停止します。
DE0-nanoのKEY0を押してシステムをリセットします。
DE0が USB仮想コンソールとして起動します。
DE0&DE0-nanoの拡張ボードのUSB TargetコネクタをホストPCに接続します。
デモが「OpenCores USB IPコア HIDマウス」の場合は、この段階でPCにマウスとして認識され、マウスポインタが自動的に画面を移動します。
デモが「完全ロジック制御型CDC」と「ロジック+プロセッサ制御型CDC」の場合は、次の手順に進みます。
Windowsのデバイスドライバのインストールを要求に対して、通常の手順で本データのドライバ(nios2_usbcdc\driver\CQ-VCOM)をインストールしてください。インストールが正常に終了すると、デバイスマネージャの「ポート(COMとLPT)」に「CQ VCOM
Serial Port」として表示されます。
USB機器のエニュメレーションが正常に行われた場合、LED2が点灯します。(DE0の場合)
Windowsでターミナルソフトを起動します。この例ではTera Tarmを利用しています。
Windowsに認識されたシリアルポートを選択して接続を行います。
ターミナルでCTRL-Hを入力すると、以下のようなメッセージが表示されます。
キー入力はそのままエコーバックされてターミナルに表示されます。
DE0の場合は、7セグメントLEDに入力された文字が表示されます。
以下は、ターミナルから「Hello2015!」という文字を入力し、それがエコーバックされている様子です。
Ubuntu
12.04LTSでの手順です。
必要ありません。
xtermなどのターミナルを起動します。次にlsusbコマンドを入力してターゲット機器が正常に認識されているかを確認します。
dmesgでttyACM0へ割り当てられたことを確認します。
screenコマンドで動作確認を行います。screenがインストールされていない場合は、apt-getなどでインストールを行ってください。
ターミナルでCTRL-Hを入力すると、”OpenCores USB IP Core CDC ACM Sample.”というメッセージが表示されます。
キー入力はそのままエコーバックされてターミナルに表示されます。
以下は、ターミナルから「Hello2015!」という文字を入力し、それがエコーバックされている様子です。
DE0の場合は、7セグメントLEDに入力された文字が表示されます。
screenを終了するにはCTRL-A Kを入力します。