USB Targetデモの実行方法

DE0&DE1拡張基板ボードの設定

DE0の電源をOFFにした状態でDE0&DE1拡張ボードのジャンパを設定し、USB TargetFull Speed機器として認識されるようにします。具体的には、J212を接続してD+信号をプルアップします。

DE0の起動

 

生成済みROMデータの書き込み方法を参考に、デモデータ(rom/usbslave_test.sh)DE0ROMに書き込みます。


DE0
USB BlasterPCUSBケーブルで接続し、NiosII Command Shellを起動します。NiosII Command Shellの起動方法は、生成済みROMデータの書き込み方法を参照してください。

NiosII Command Shellからnios2-terminalを起動します。

 

nios2-terminalは、起動後に次の表示で停止します。

 

DE0BUTON0を押してシステムをリセットします。

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DE0 USB仮想コンソールとして起動します。

DE0&DE1拡張基板ボードとホストPCの接続

DE0&DE1の拡張ボードのUSB TargetコネクタをホストPCに接続します。

Windows環境の場合


デバイスドライバのインストール

Windowsのデバイスドライバのインストールを要求に対して、通常の手順で本データのドライバ(nios2_usbtgt\driver\CQ-VCOM)をインストールしてください。インストールが正常に終了すると、デバイスマネージャの「ポート(COMLPT)」に「CQ VCOM Serial Port」として表示されます。

 

 

USB機器のエニュメレーションが正常に行われた場合、LED2が点灯します。(DE0の場合)

 

ターミナルの起動

Windowsでターミナルソフトを起動します。この例ではTera Tarmを利用しています。

Windowsに認識されたシリアルポートを選択して接続を行います。

 

動作確認

ターミナルでCTRL-Hを入力すると、以下のようなメッセージが表示されます。

キー入力はそのままエコーバックされてターミナルに表示されます。

DE0の場合は、7セグメントLEDに入力された文字が表示されます。

以下は、ターミナルから「Hello2015!」という文字を入力し、それがエコーバックされている様子です。

 

 

 

Linux環境の場合

Ubuntu 12.04LTSでの手順です。

デバイスドライバのインストール

必要ありません。

ターミナルの起動

xtermなどのターミナルを起動します。次にlsusbコマンドを入力してターゲット機器が正常に認識されているかを確認します。

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dmesgttyACM0へ割り当てられたことを確認します。

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screenコマンドで動作確認を行います。screenがインストールされていない場合は、apt-getなどでインストールを行ってください。

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ターミナルでCTRL-Hを入力すると、”OpenCores USB IP Core CDC ACM Sample.”というメッセージが表示されます。

キー入力はそのままエコーバックされてターミナルに表示されます。

以下は、ターミナルから「Hello2015!」という文字を入力し、それがエコーバックされている様子です。

DE0の場合は、7セグメントLEDに入力された文字が表示されます。

screenを終了するにはCTRL-A Kを入力します。

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