USB Targetデモの実行方法

MicroBoard拡張基板ボードの設定

電源をOFFにした状態で拡張ボードのジャンパを設定し、USB TargetFull Speed機器として認識されるようにします。具体的には、SV724を接続してD+信号をプルアップします。

 

MicroBoardの起動

データの書き込み方法を参考に、.bitまたは.mcsMicroBoardに書き込みます。

MicroBoardUSB UartとホストPCを接続します。

ホストPCでターミナルを起動し、MicroBoardのシリアルに接続します。(この例ではCOM7 Silicon Labs CP210x

ターミナルは、ボー・レート9600、端末の受信改行コードをLFに設定します。


MicroBoard
SW5を押してシステムをリセットします。

 

システムが起動してターミナルにメッセージが表示されます。

MicroBoardは仮想コンソールのUSB Targetとして機能する状態になります。

拡張基板ボードとホストPCの接続

拡張ボードのUSB TargetコネクタをホストPCに接続します。

Windows環境の場合


デバイスドライバのインストール

Windowsのデバイスドライバのインストールを要求に対して、通常の手順で本データのドライバ(mb_usbtgt\driver\CQ-VCOM)をインストールしてください。インストールが正常終了すると、デバイスマネージャの「ポート(COMLPT)」に「CQ VCOM Serial Port」として表示されます。

 

 

USB機器のエニュメレーションが正常に行われた場合、MicroBoardLED D9点灯します。

 

ターミナルの起動

Windowsでターミナルソフトを起動します。この例ではTera Tarmを利用しています。

Windowsに認識されたシリアルポートを選択して接続を行います。

 

動作確認

ターミナルでCTRL-Hを入力すると、以下のようなメッセージが表示されます。

キー入力はそのままエコーバックされてターミナルに表示されます。

以下は、ターミナルから入力した「Hello2015!」という文字がエコーバックされた様子です。

 

Linux環境の場合

Ubuntu 12.04LTSでの手順です。

デバイスドライバのインストール

必要ありません。

ターミナルの起動

xtermなどのターミナルを起動します。次にlsusbコマンドを入力してターゲット機器が正常に認識されているかを確認します。

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dmesgttyACM0に割り当てられたことを確認します。

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screenコマンドで動作確認を行います。screenがインストールされていない場合は、apt-getなどでインストールを行ってください。

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ターミナルでCTRL-Hを入力すると、”OpenCores USB IP Core CDC ACM Sample.”というメッセージが表示されます。

キー入力はそのままエコーバックされてターミナルに表示されます。

以下は、ターミナルから「Hello2015!」という文字を入力し、それがエコーバックされている様子です。

screenを終了するにはCTRL-A Kを入力します。

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