生成済みデモデータの実行方法
DE0とQuartusIIがインストールされたPCをUSBケーブルで接続して電源をONにします。
DE0の拡張ヘッダに拡張基板を接続し、使用するUSB機器(HUB、マウス、キーボード等)を拡張基板のUSBコネクタに接続します。
nios2_usbhost.zipを適当なディレクトリに解凍します。
このドキュメントでは、解凍したデータをF:\work\nios2_usbhostに置いています。
NiosII Command Shellを起動します。
・Windowsの場合:
QuartusIIのインストールディレクトリがC:\altera\13.0sp1の時、C:\altera\13.0sp1\nios2eds\NiosIICommand Shell.batでNiosII Command Shellを起動します。
・Linuxの場合:
QuartusIIのインストールディレクトリが/opt/altera/13.0sp1の時、/opt/altera/13.0sp1/nios2eds/nios2_command_shell.shでNiosII Command Shellを起動します。
NiosII Command Shellを起動後、カレンとディレクトリをデモデータのromディレクトリに変更します。
DE0のFlash ROMにデモデータを書き込むための前準備として、以下の手順で生成済みのsofをDE0にダウンロードします。
NiosII Command Shellから”quartus_pgmw”と入力してQuartus II Programmerを起動します。
Hardware Setup…をクリックし、Hardware Setup ポップアップ・ウィンドウを表示します。
Currently selected hardware:を”No Hardware”からUSB-Blasterに変更します。
変更後、Closeをクリックします。
Quartus II Programmerウィンドウの”Add Fileをクリックすると、“Select Programming File”ウィンドウが開きます。
生成済みsofを選択してOpenをクリックします。
(この例の場合、生成済みsofの場所はF:\work\nios2_usbhost\rom\ usbhost.sof)
Program/Configureがチェックされているのを確認して、”Start”をクリックします。
sofのダウンロードが成功すると、Progress:部分に100%(Successful)と表示されます。
File->ExitでQuartusII Programmerを終了します。
DE0のFlash ROMにデモデータを書き込みます。
2つの生成済みデモデータがromディレクトリに格納されています。
a. 「マウスデモ」:
USBマウスを動かすと、LCD上のマウスカーソルが移動します。 ターミナルにはUSBエニュメレーションの情報等が表示されます。
b. 「HID ALLデモ」:
USBフラッシュ・メモリからフォントデータを読み込んで、HUBに接続されたUSBデバイス(キーボード、マウス、ゲームパッド)の状態を LCDに表示します。ターミナルにはUSBエニュメレーションの情報等が表示されます。
「マウスデモ」を実行する場合はusb_mouse.shを実行します。
「HID ALLデモ」を実行する場合はusb_all.shを実行します。
以下の例では「マウスデモ」用のusb_mouse.shを実行していますが、「HID ALLデモ」用のusb_all.shでも手順は同じです。
書き込み完了時には、以下のようなログが表示されます。
「マウスデモ」を実行する場合は拡張基板のUSBコネクタにマウスを接続します。マウスの接続は、HUB経由または拡張基板のコネクタに直接行います。
「HID ALLデモ」を実行する場合は拡張基板のUSBコネクタにHUBを接続し、そのHUBのポートに
・USBフラッシュ・メモリ
・マウス
・キーボード
・ゲームパッド
を接続します。デモの実行には、USBフラッシュ・メモリが必ず必要になります。それ以外のデバイス(マウス、キーボード、ゲームパッド)は必ずしもすべてを接続する必要はありません。
「HID ALLデモ」を実行する場合、デモの実行にはFAT 32またはFAT16でフォーマットされたUSBフラッシュ・メモリが必ず必要になります。また、本データのfontdataディレクトリに格納されているFont.bmpをUSBフラッシュ・メモリのroot直下に格納しておく必要があります。 |
NiosII Command Shellからnios2-terminalを起動します。
nios2-terminalは、起動後に次の表示で停止します。
DE0のスライドスイッチSW9を上→下と切り替えると、DE0にシステムリセットがかかり、プログラムが実行されます。
^Cでデモを終了します。