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トップ > レポート > 参加者が語る「WACATE」の魅力


「自分はできる」と思っている人にこそ参加してほしい
――参加者が語る,若手向けテスト技術ワークショップ「WACATE」の魅力

 

組み込みネット編集部

 近年,ソフトウェア・テストに関するシンポジウムやメーリング・リスト,勉強会などがさかんに行われ,テストについて学ぶ機会が徐々に増えてきている.しかし,高度な議論についていけず,発言や質問をためらってしまう若手技術者も少なくない.そこで,若手技術者が気楽に発言・活躍できる場として企画されたのが,ソフトウェア・テスト技術についての若手技術者向けワークショップ合宿「WACATE(Workshop for Accelerating CAdet Testing Engineers)」である.

 WACATEの企画・運営は20代〜30代の若手技術者が担当している.第1回目にあたる「WACATE 2007」は,2007年12月15日〜16日,水月ホテル鴎外荘(東京都台東区)にて開催された(詳細は組み込みネットのレポートなどを参照).参加費は2万円.約30名の受講者のうち半数が30歳未満であり,ほぼ全員が参加費を自己負担していたという.

 第1回目が好評だったため,2008年6月14日〜15日には「WACATE2008 夏」の開催が予定されている.WACATEの魅力や参加の動機などについて,WACATE 2007に参加した国広 洋一氏,山田 謙輔氏,加文字 諭氏に聞いた(写真1)

[写真1] WACATE 2007に参加した国広 洋一氏,山田 謙輔氏,加文字 諭氏
国広氏は40代前半のベテラン技術者で,武術や「20世紀最後のアコースティック楽器」と言われるスティール・パンに凝っている.山田氏は入社7年目の20代後半で,週末はバスケット・ボールなどを楽しむ.加文字氏は電気通信大学大学院 西研究室の修士1年で,趣味は音楽(ギター).弾く,聴くだけでなく,自分で曲を作って発表したりしているという.


――WACATE 2007に参加した目的は何ですか?

山田氏:実行委員の1人から誘いのメールをもらい,面白そうだなと思って参加しました.2万円は自腹で払いました.開催時期がボーナスが出た直後だったので,財布に余裕がありました.

国広氏:スキルアップできそう,面白そう,と思ったので参加しました.

加文字氏:知っている人たちが参加するし,温泉と懐石料理にひかれて参加しました(笑).

山田氏:温泉と食事,重要ですよね.

――2万円は「高い」と思いませんでしたか?

国広氏:まあ,安ければ安いほどありがたいですが(笑),あの内容なら十分満足かなと.

――WACATE 2007の何がいちばん有益でしたか?

加文字氏:いろいろあって選ぶのが難しいですが,一つだけ挙げるとすれば,夕食後の分科会です.実際に業務に携わっている人から,実務的な話を聞けたのが新鮮でした.「え,そんなのあるんですか?」,「そうなんだよ」みたいな.理想と現実の違いなどが参考になりました.

国広氏:ソフトウェア・テストという同じ枠組みの中で,違う業種の人の話が聞けたのが面白かったです.例えば,組み込み系からWeb系に移った人が,テストのやりすぎだと注意された話とか.「過剰品質」という言葉を初めて聞きました.

 テストについて語る機会としてはJaSSTの懇親会などもあるのですが,WACATEは泊まり込んでじっくり話せるのが良かったです.

山田氏:私は,今まで社外のフォーラムなどにあまり参加したことがなかったのですが,いろいろな人の話を聞いてすごいなと思ったし,自分はまだまだだな,と思いました.自分とは違うタイプの技術者と交流することで視野も広がったし,大いに刺激を受けました.

 具体的には,ナレッジ(知識)の蓄積が大切だ,という意見に触発されて,会社に戻ってから自社のナレッジ・データベースを見に行きました.

――WACATEはどのような人に勧めたいですか?

加文字氏:テストに興味のある学生には絶対お勧めです.実社会を知ることができるし,いろいろ面白い話が聞けます.

山田氏:入社2〜3年目の,そこそこ開発をやり始めたエンジニアに勧めたいです.ひととおり仕事ができる気になったとき,もっと勉強できる場に参加すると,良い刺激になると思います.

 会社のOJT(On the Job Training)ではソフトウェア開発については教えてくれても,テスト設計まではなかなか教えてもらう機会がありません.

国広氏:社内に閉じこもって外に出ていない人,自分は「開発ができる」と思っている人にお勧めしたいです.

* * *

 WACATEは夏冬の年2回開催を予定している.WACATE実行委員長の池田 暁氏によると,夏は運動部の夏合宿のようにぎっしりとグループ演習を詰め込み,冬はお祭りとしてにぎやかにやりたいという.もうすぐ開催されるWACATE 2008夏には,マイナス・イオンたっぷりの渓流と大自然,バーベキュー大会などといったおまけの楽しみもあるようだ.


◆WACATE 2008夏 開催要項◆

・日 程:2008年6月14日(土)〜15日(日)
・場 所:あきる野市自然休養村 山渓(東京都あきるの市)
・主 催:ソフトウェアテストワークショップ実行委員会(WACATE実行委員会)
・Webサイト:http://wacate.jp/
・参加費:2万円(宿泊費,食費,会場費含む)
・参加人数:先着35人
・参加申し込み:年齢層別に順次受け付け
 2008年5月26日(月)〜(30歳以下)
 2008年5月29日(木)〜(35歳以下)
 2008年6月 2日(月)〜(年齢制限なし)



関連リンク
・組み込みネット レポート:“若手による,若手のための”ソフトウェア・テスト・ワークショップを開催




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