
米国Raza Microelectronics社は,デュアルコアとシングル・コアのMIPSプロセッサ・ファミリ「XLS」を発売する.MIPS64命令セット・アーキテクチャに準拠する.同社がこれまで提供してきた2〜8CPUコアのMIPSプロセッサ・ファミリ「XLR」と,オブジェクト・コード・レベルの互換性がある.同社では,XLSをXLRのローエンド版と位置付けている.例えば,基幹系の通信モジュールやセキュリティ機能を備える無線LANスイッチ,セキュリティ・サーバなどへの搭載を想定している.
CPUコアの動作周波数は600MHz〜1.2GHz.一つのCPUコアは,2個または4個のスレッドを同時に処理する.各CPUコアは,16K〜32Kバイトの命令キャッシュと16K〜32Kバイトのデータ・キャッシュを備えている.
このほか,256Kバイト〜1Mバイトの2次キャッシュ,DDR2メモリ・コントローラ,セキュリティ処理回路,データ圧縮/伸張回路,ギガビットEthernetポート,USB 2.0インターフェース,PCI Expressインターフェースなどを備えている.CPUコア間,およびCPUコアと各種周辺回路の間の通信は,バス接続ではなく,1対1のスイッチ接続によって実現している.
サンプル出荷は2007年6月から,量産出荷は同年第3四半期から開始する予定.
[図1] XLSファミリの内部構成
[表1] XLSファミリの概要
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XLS608 |
XLS408 |
XLS404 |
XLS204 |
XLS202 |
| 動作周波数 |
800MHz
〜1.2GHz |
800MHz
〜1.2GHz |
800MHz
〜1.2GHz |
600MHz
〜1.0GHz |
600MHz
〜1.0GHz |
| CPUコア数/スレッド数 |
2コア/8スレッド |
2コア/8スレッド |
1コア/4スレッド |
1コア/4スレッド |
1コア/2スレッド |
| 命令/データ・キャッシュ |
32Kバイト/32Kバイト |
32Kバイト/32Kバイト |
32Kバイト/32Kバイト |
32Kバイト/32Kバイト |
16Kバイト/16Kバイト |
| 2次キャッシュ |
1Mバイト |
1Mバイト |
512Kバイト |
256Kバイト |
256Kバイト |
| セキュリティ処理性能 |
2.5Gbps |
2.5Gbps |
1.25Gbps |
1.25Gbps |
612Mbps |
| データ圧縮/伸張処理性能 |
2.5Gbps |
2.5Gbps |
1.25Gbps |
− |
− |
| DDR2メモリ・インターフェース |
36ビット幅×4ポートまたは72ビット幅×2ポート |
36ビット幅×2ポートまたは72ビット幅×1ポート |
36ビット幅×2ポートまたは72ビット幅×1ポート |
36ビット幅×1ポート |
36ビット幅×1ポート |
| ギガビットEthernetポート |
8ポート |
6ポート |
6ポート |
4ポート |
2ポート |
| USB 2.0インターフェース |
2ポート |
2ポート |
2ポート |
1ポート |
1ポート |
| PCI Expressインターフェース |
×2レーン,2ポート |
×2レーン,2ポート |
×2レーン,2ポート |
×1レーン,2ポート |
×1レーン,2ポート |


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