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つながるワイヤレス通信機器の開発手法
第9回 開発・検証環境を整備する
 

太田博之

今回はワイヤレス通信機器の開発および検証環境について説明する.ほかの電子機器と同じように,ワイヤレス通信機器でもソフトウェアやハードウェアの開発のために,各種の設計支援ツールを用いる.ここでは信号処理システム設計ツールや設計データ管理ツールについて,詳しく紹介する.また,RF回路,アナログ回路からプロトコルを含む検証方法を紹介する.

(編集部)

 ワイヤレス通信機器の開発でも,ほかの電子機器の場合と同じように,ハードウェア/ソフトウェア開発のための環境(EDAツールやソフトウェア開発ツール)が必要になる.こうした開発環境のほとんどは,ほかのアプリケーション開発の場合と共通のツールだが,一部,ワイヤレス通信機器の開発に特有のものも存在する.特に,送信システムと受信システムの間の無線区間については規格ごとにモデル化の手法に差異があり,専用のシミュレーション・ツールが必要になる.

 また,ワイヤレス通信機器の標準には世界的な規格が多いので,世界中にまたがる複数の開発拠点で協調して設計業務を進めることが少なくない.この場合,設計を効率化するために設計資産の管理が重要になってくる.

 この2点を踏まえて,ここでは,

1)信号処理システム用シミュレータ
2)設計データ管理ツール

を中心に説明する.

 

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