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uClinuxの今後
uClinuxの機能や性能を向上させるため,多くの改良が続けられています.Linuxがコミュニティから得ている多様な革新がuClinuxの発展に大きく寄与することでしょう.また,uClinuxの開発者コミュニティも非常に活発であり,進歩と革新が日々生まれています.DSPコアとARMなどのマイクロコントローラ・コアを統合しようという動きが進むと,業界はOSの対応やマルチプロセッサ用ツールの開発を望むことでしょう.uClinuxは,米国Analog
Devices社のBLACKfin,およびAtmel社のASICコア・ファミリのようなプロセッサにも対応していきます.
●リアルタイム性
Linuxは今や,ハード・リアルタイム・アプリケーション開発のプラットホームとしての地位
を確立しています.また今後開発されるプロセッサにおいても,さらにその重要性が増すことでしょう.
Linuxカーネル・スケジューラは,現在はソフト・リアルタイムを提供しています.また,RTAI(Real
Time Application Interface)などのシステム(図3)によって,Linuxカーネルをハード・リアルタイム対応にするアップグレードを行っています.Linuxのリアルタイム・アプリケーションは,ハード・リアルタイムの性能を損なうことなく,Linuxカーネルの莫大なリソースにアクセスできます.MMUを持たないさまざまなプロセッサに用いるためのRTAIサブシステムの開発が進行中です.
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〔図3〕Real-Time Application Interface(RTAI)のページ
(http://www.rtai.org/)
●uClinux 2.4
uClinux 2.4は,2001年1月にMotorola社のDragonBallおよびColdFireへのサポートとともにリリースされました.今後,MIPS,日立製作所のSH-2,ARM,SPARC,BLACKfinをターゲットとするアルファおよびベータ・リリースが予定されています.
ARMおよび68K対応のリリースではuClinux 2.0.38カーネルを用いています.最新のuClinux 2.4では,USB,IEEE1394(Firewire),IrDA,バンド幅割り当てといった新しいネットワーク機能のサポート(例えばQoS:Quality of Service),IP Tables,IPv6など,Linuxに付加されたさまざまな機能を利用できます.uClinuxはオープン・ソースであるため,その開発のために注がれた努力は永久に損なわれることがありません.全世界のエンジニアリング・プロフェッショナルたちが製品を作り出すためにuClinuxを用い,そしてその努力の大部分はオープン・ソース・コミュニティに還元されていきます.
参考文献