トップ > 技術解説 > 携帯機器向け燃料電池とウルトラ・キャパシタの動向

携帯機器向け燃料電池とウルトラ・キャパシタの動向
充電1回で数万時間連続稼働も夢じゃない!?
 1 2 3 4 5 6 7 8 9 p


 リチウム・イオン電池の厚さをわずか3.8mmにまで薄くすることに成功したメーカに,米国GS-Melcotec社(カリフォルニア州Irvine)があります.同社のリチウム・イオン電池のLTシリーズは定格容量 が520mAh以上です.そして最新のリチウム・イオン電池の性能とエネルギ密度を実現しながら,リチウム・ポリマ電池のメリットである小型化にも成功した,と主張しています.これらの利点は,同社のバッテリ部分を積層フィルムで覆うという方法により実現しました(図2)

〔図2〕厚さ3.8mmのリチウム・イオン電池
GS-Melcotec社では,大半のリチウム・ポリマ電池と同じように厚みが約3.8mmのリチウム・イオン電池を販売している.この電池はバッテリ部分を積層フィルムで覆っている.

 

 Saft社は,第3世代ミディアム・プリズマティック(MP)と呼ばれる独自のリチウム・イオン電池を発売しています.同社によればこのMPシリーズは,2.3〜6.0Ahという一つのリチウム・イオン電池から入手可能な最大のエネルギを供給するといいます.その結果 ,システムに必要な電池の数を削減できる可能性があります.そのうえ,このMP電池の放電率は高く,最大4C,連続放電で2Cを実現しています.

 リチウム・ポリマ電池の開発に部分的に成功しているメーカが,米国PolyStor社(カリフォルニア州Livermore)です.同社は特定顧客に対して,ポリマ方式の製品のサンプル出荷を開始しました.PolyStor社のポリマ・システムでは,スチール製またはアルミニウム製の容器を使用することなく,電極とセパレータ層の間に内部スタック圧をかけることができます.これにより,きわめて薄く,さまざまな形状に成形可能な電池を実現しました.



Richard Nass 
Portable Design誌編集長
Portable Design誌,2001年1月号より)



前のページ | 次のページ

トップ > 技術解説 > 携帯機器向け燃料電池とウルトラ・キャパシタの動向

Copyright 2001 CQ Publishing Co.,Ltd.

Webmaster@kumikomi.net