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コラム
リアルタイムOSの開発者が組み込みLinuxのディストリビュータへ
余談にはなるが,組み込みLinuxのディストリビュータであるMontaVista社の創設者であり社長でもあるJim
Ready氏は,1980年代初頭にVRTX(バーテックス)という非常にコンパクト(4Kバイト程度)なリアルタイムOSを開発して市販リアルタイムOS開発の草分けとなった.
Ready氏はそれ以前にRolm Computer社という,後にIBM社に吸収された電話交換機や軍需向けのミニコンを開発・製造しているメーカに勤務していた.VRTXのプログラミング・モデルは,Rolm
Computer社のリアルタイムOSによく似ており,こうしたミニコンのOSをコンパクトにしてROM化を可能にしたのがVRTXであったといえる.
筆者はある米国東海岸の会社を訪れたときPBXとしてこのRolmが使われているのを見たことがある.実物のRolmを見たときにはとても感動したものだ.
Ready氏は,今回,Linuxそのものを組み込み向けに改良して商品化するためにMontaVista社を設立した.パソコンやワークステーションといったコンピュータのOSを組み込み化するという流れは,依然として健在だ.