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 初めてのETロボコン


第1回 私たち,企業チームです


吉澤 智美



「N@資料提出前日&東海地区大会1週間前ではなぢが出そう です.
東海地区の試走会は,会場のど真ん中にドーンとコースが置いてあり,各チームがパソコンやRCXの環境を広げて作業を進めていました.…」

というメールが,遠く名古屋の同志から届きました.

 私たちが最初にETロボコンに出ようかな? と思い始めてから1年がたとうとしています.今,名古屋チームは,ほかの地区に先駆けて開催される,東海地区大会に向けて一生懸命です.私たち川崎チームは,7月・8月の試走会に向けてやっとエンジンがかかりつつあるところです.ETロボコン.その楽しくも不思議な世界に足を突っ込み始めた私たちのチームについて,そのきっかけと現在に至るまでの経緯を少しお話ししようと思います.

[写真1] ETロボコンの走行体.参考書籍と共に



●「応援する」側から「参加する」側へ

 私自身は,UMLロボコンの時代からこういうものがあることは知っていました.でも,開発環境を作るという,どっぷりソフトウェアの世界につかっている自分とは別世界のものだと思っていました.ところが昨年の夏,ふとしたきっかけで友人と誘い合い,小学生の息子を子ども向けのロボット競技国際大会「WRO(World Robot Olympiad)」のSESSAME予選会に参加させることになりました.

[写真2] SESSAME組込みロボットワークショップ(WRO Japan 2007東京予選大会)の様子
詳細はこちらを参照.


 チュートリアルと予選会は1日かけて行われました.自分たちの作ったソフトウェアが目の前で動く,でもなかなか思ったとおりには動かず,工夫してあれこれいじってロボットが動くようになっていく.とても楽しい経験でした.息子のチームはあえなく予選で敗退しましたが,一緒に参加した女の子チーム「ゆりかるか」は国内の決勝大会へ進出.私は決勝大会のボランティアとして参加していました.

※「ゆりかるか」チームのWRO2007参戦記「はじめてのWRO」が組込みZineに掲載されている.

 子どもたちの大会はETロボコンとはルールが違うのですが,ともかく面白い! ロボットは単純なロジックでは描ききれない,光の加減や摩擦係数,力学などの物理法則をもろに受けます.きっと自分の家や学校ではすいすい走って(歩いて)いたはずなのに,進めない,制御できない,揚げ句の果てに走りながら壊れていく….まさに組み込みの世界です.それでもめげずに,頑張る子どもたち.最後にはうまくいくと信じて突っ走っていく姿はとても頼もしく,何よりロボットたちの多彩な動きには目を見張るものがありました.「ソフトウェアが目に見える」,この経験を職場でもやりたい! という思いでいっぱいになりました.

 この,ゆりかるかチームのお父さん,Tさんと知り合いだったのも運が良かったのです.SESSAMEの会合で一緒になったとき,
「参加する?」
「しようか?」
と,話はすぐに決まりました… と思います.実はよく覚えていないのですが.(^^

 今までも過去に何度か,ETロボコンや旧UMLロボコンに「参加してみませんか?」と,周りに働きかけたことはありました.でも,「自分でやれば?」という気のない返事しかもらえませんでした.でも,今回は違います.仲間ができたからです.




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